道路問題Q&A

Q.立川通りの渋滞解消の為に必要だと聞くが?

 

A.国土交通省の交通量調査で「立川通り」は平成22年度をピークに減少しています。立川消防署にお聞きしたところ、現状で救急車、消防車が渋滞で立ち往生した事例は無いとのことでした。住民説明会では「緊急車両の為に」が錦の御旗のごとく掲げられており、それを聞いた住民からは「緊急時の為とあらばやむなし」の声も聞かれましたが、過去の大渋滞の記憶を思い起こさせ、今現在あたかも大渋滞が続いているような印象操作をしているだけです。反対住民に"地域の為"と迫り、反対の意思を折るにはとても効果的ですが、事実ではない情報に罪悪感を抱く必要はありません。

 

下図は2019年度の警視庁発表の交通量統計調査(隔年実施)の結果です。これにより立川近郊の道路の交通量が減っていることが、感覚ではなく数値で証明されています。コロナ禍になるより前の時期におこなった調査の結果ですので、コロナだから交通量が減ったのではなく、人口減少、少子高齢化による車離れが大きな原因と推測されます。また、2021年10月7日に発生した千葉県北西部を震源とする震度5強の地震では、都心のあちこちでも水道管破裂などで道路に水があふれ、断水した地域が出ました。新しい道路を造るよりも、今後必ず来ると言われている首都直下型地震に備え、今ある道路とその下を走るライフラインのメンテナンス、次の感染流行に備えた医療の充実に税金を使ってもらいたいという、極めて常識的な考えをスルーするお役人思考が我々市民には理解できません。

詳しい話が聞きたい、疑問質問がある、などの場合は、遠慮なく当立川市民の会にお問い合わせください。丁寧にご説明いたします。→「ご意見/お問い合わせ」

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