12月18日:都知事宛てに催告書を発送

測量の違法や約束破りについての質問と対応を求めて我々は再三、北多摩北部建設事務所と面談し書面にて回答を頂けるよう要望して参りましたが、半年経っても回答を頂けないというあまりに不誠実な対応に対し、都知事に直接問い合わせと要望をしたためた催告書を郵送しました。

11月16日:第2回総会開催

台風19号接近に伴い10月12日の開催を急遽取り止めた「28m道路計画を考える立川市民の会第2回総会」でしたが、11月16日午後1時30分から羽衣中央会館にて無事開催いたしました。参加者は46名。新規会員も増えました。

総会は3部構成で、第1部は道路住民運動全国連絡会事務局長の長谷川氏の講演、第2部は当市民の会の活動報告や今後の方針、第3部で懇親会を開催いたしました。

●第1部:全国の道路計画の見直しについて、国の方針と各自治体との認識のずれや、道路計画が中止となった自治体の事例紹介がありました。国は現在、全国の道路計画の見直しを推奨しています。各自治体が作った道路の建設費用はその自治体と国が半分ずつ支払うことが決まっているのですが、国は昨今の財政難から建設費用の支出をなるべく抑えたい。そこで、計画から70年~50年経過している道路については見直しを各自治体に要請しているのですが、各自治体、特に東京都は様々な理由を付けて今の世のニーズに全く合わない時代遅れな計画を強硬に進めている、というお話がありました。また、東京都ばかりに毎年道路反対の住民団体が多く生まれている事実に言及し、いかに都が地域住民と話し合わず強引に大昔の計画を進めているかについて話がありました。

●第2部:発足からの簡単な経緯と前回の総会からの活動報告。会計報告。規約の一部改正の報告等々。

●第3部:懇親会には20名が参加。熱のこもった意見交換がなされました。

第2回総会、第1部の様子
第2回総会、第1部の様子

10月29日:都民の意見を聴く会に公述人として参加

錦学習館講堂にて『都民の意見を聴く会』が開催され、当市民の会から4人が公述人として意見を述べてきました。

質疑のやり取りは原則禁止されており、公述人は意見を述べるだけで、ひな壇の2人の学識経験者のような方が、2~3質問しただけでした。行政主催ですので「結果ありき」な進行という印象でしたが、公述人4人は共に反対の立場から精一杯意見を述べました。

そもそも、”公述人の応募がなければ開催をしない”旨を市報にあえて書いているくらいですので、公述人の応募を促したり、多くの市民に参加を呼び掛けたりする熱意は始めから感じられず、傍聴人はわずか2人。内、お一人はこのHPをご覧になっての傍聴参加でいらっしゃいました(ありがとうございます!)。当日、場が閑散とするであろうことは最初から承知の上でした。大事なことは、行政の仕掛けに対し必ず反応することです。今後も無駄や徒労などと揶揄されることがあると思いますが、我々はそれでも労を惜しまず反応し、圧力をかけ続け、発信を続けたいと思います。

以下に当日の公述人の一人の方の手書き原稿をご紹介します。

広報たちかわ掲載の募集記事
広報たちかわ掲載の募集記事

9月20日:立川市議会一般質問傍聴

中町さとし市議会議員が一般質問で3・3・30号道路計画について質問をするということで、市民の会から15人が立川市議会を傍聴してきました。議会では中町市議が測量時期の約束違反と私道への無許可測量を繰り返し追求しましたが、市長やまちづくり部長の対応は誠意に欠ける大変残念なものでした。余談ですが、せっかくなので3330号道路計画以外にもこの日行われた他議員の一般質問を傍聴しましたが、どの質問にもそれに対する市側の答弁にも真剣さが欠けていたと感じました。税金を使って年に4度も議会開催しているのにあのような市政では税金の無駄遣いです。皆さん、是非市議会を傍聴し、我々の血税の使われ方を注視していきましょう。

9月13日:行政に催告書を送付

8月26日に北多摩北部建設事務所に提出した要望書への回答が未だ示されませんが、私有地に許可なく入り測量をした事実を重く見た当会は、測量の為に打設した杭の即時撤去他、市民への誠実で丁寧な対応を求めて、東京都都市整備局長、東京都建設局長、東京都北多摩北部建設事務所長宛てに催告書を送付しました。

9月3日:立川市役所訪問

環境影響評価に対する立川市の意見を直接聞く為、市民の会他合計9名で、立川市役所を訪れました。市側出席者は、まちづくり部都市計画課長白坂浩二氏、他2名。

面談で市側は、測量説明会で約束した測量開始日を守らない件、地権者に無断で私有地(私道)に立ち入り測量をした件をいずれも認めず、謝罪もありませんでした。市が都に忖度し面談が不調に終わることは、権力になびく行政の性質を考えれば想定内のことですが、無断で立ち入るなど明らかな違法行為に対しては法的措置を検討しています。今回の違法行為をきちんと問題視しなければ、今後、留守宅や測量拒否宅に無断で侵入し測量をする暴挙を許すことになりかねません。今回我々は、これらの問題点についての意見と質問書を市に提出し、市は一か月以内に文書にて回答する旨を約束しました。

8月13日:8月25日告示の立川市長選挙の候補者に公開質問状を送付

3・3・30号計画道路は都道なので東京都が主体となって計画を進めているのですが、立川市民の安穏な生活を守る責任のある立川市長になる人物に計画道路周辺住民の反対の意思を伝えるべく、立候補者に以下の公開質問状を送付。

8月22日に酒井氏より、23日に現立川市長清水氏より回答を頂きました(画像1枚目が質問書、2枚目が酒井氏、3枚目が清水氏の回答です)。

酒井氏は賛成反対を明確になさっていませんが、清水市は積極的推進派でいらっしゃるようです。

市長選候補者の皆様には、今一番充実してほしい(税金を優先的に投入してほしい)行政サービスを見極め、戦後間もなくの時期という大昔に計画された道路が、現在の市民のニーズに本当に合致しているのかを再考して頂きたいと願っています。立川市政は立川市民の方を見ていますか?東京都様のご意向をソンタクしていませんか?

8月2日:当市民の会7名が北多摩北部建設事務所に赴き測量開始時期約束違反を抗議

8月21日、26日:北多摩北部建設事務所を再訪

測量開始時期についての約束違反が7月19日に続き26日にも発覚しました。相次ぐ約束違反に対し、当市民の会は測量の責任を負う北多摩建設事務所に赴き、①謝罪②測量の為に設置された鋲の撤去③改めて今回の約束破りについての説明会開催④それまでの間測量業務停止 を申し入れました。これらについて都に文書にて回答を要請しています。

7月24日:測量の約束違反に関し、都知事宛てに抗議文を送付

6月末~7月頭に実施された測量に関する住民説明会にて「測量開始は8月」と説明があったが、7月19日にこっそりと開始されていたことが発覚。これは約束や公言を破り著しく住民の信頼を損ねる行為であり、行政に対し大きな不信感と不安を抱えることになる為、都知事宛てに文書で抗議の意思を伝えた。

6月1日:都知事に提出した質問状に対する回答が当会に届く

4月24日に都庁を訪問し、都知事に対する質問状を手渡したところ、回答が返ってきました。

5月25日:補助92号線現地視察

北区と荒川区にまたがる道路計画「補助92号線」の現地視察に、品川・小金井・調布・西荻窪・立川など、大昔の道路計画が都により強行されようとしている地域の皆さん20名程で参加しました。

※補助92号線は先頃、建設局道路建設部計画課長から「建設実施は困難」(=事実上凍結)との回答を得た、反対運動が成功した計画道路です。

画像は補助92号予定住宅地のいたるところに貼られた反対のポスターや旗。手書きで反対を表明するお宅も多く、大変力強い。

5月6日:署名入り意見書第2弾260筆分を環境局に発送

4月24日に直接建設局に意見書を届けて以降に集まった署名260筆を、翌7日の締め切りに間に合わせるべくゆうパックで建設局に発送。これにより環境影響評価書案への意見書への署名は合計1,019筆となった。実質3週間という短い期間で反対意見がこれほど集まることを考えると、やはり3・3・30号の道路計画そのものを見直す必要があると痛切するに至った。

4月24日:「28m道路計画を考える立川市民の会」、都庁と環境局訪問

当会世話人5名が都庁へ赴き、道路計画への質問状を都知事宛てに提出しました。

またその足で、皆さまにご署名頂いた意見書第一弾759名分を環境局に手渡しに行きました。

以下は直接提出の写真と、小池都知事宛ての質問状

4月10日~5月5日:環境影響評価書案に対する意見書への署名活動

都が募集する「環境影響評価書案に対する意見書」を当会でも作成し、皆さまのご賛同を頂くべく署名活動を開始。最終的に1,019筆ものご署名を頂き、環境局に届けました。

以下は都から告知された「環境影響評価書案の縦覧・閲覧及び意見書の提出について」と、当会にて作成し皆様にご署名をお願いした意見書

3月22,23,26日:「都市計画変更案及び環境影響評価書案説明会」参加

第一回:平成31年3月22日(金)19時~21時 立川市立第六中学校体育館 約80名

第二回:平成31年3月23日(土)14時~16時 立川市立第二中学校体育館 約220名

第三回:平成31年3月26日(火)19時~21時 立川市立第六小学校体育館 約250名

  

2016年12月の説明会よりも多くの住民の皆様が参加しており、関心の高さを感じました。世話人は全説明会に積極参加し、会場の入り口にて会報5、6号を配布。都側から与えられる、開発有りきな考え方に偏らないよう努めました。説明後の質疑応答では質問者がまだ沢山挙手しているにもかかわらず時間切れを理由に説明会は強制終了となりました。”丁寧な説明”とやらはどこへ。

3月14日~:告知チラシの個別配布

「都市計画変更案及び環境影響評価書案説明会」 開催を広く皆さんにお伝えするため、当会が制作したチラシを栄町、曙町、羽衣町を中心に戸別配布。2016年12月に開催された住民説明会の告知チラシ(都作成)は、故意なのか抜け落ちなのか、立ち退き予定の家に配布されなかったという、驚きのザル配布でした。これに危機感を抱いた当会では、立ち退き予定とその周辺の皆様に「都市計画変更案及び環境影響評価書案説明会」 開催をお知らせするチラシを独自に制作、配布し、多くの皆様にご参加を呼び掛けました。

2月17日、24日:曙町を中心に個別訪問

曙三第二公園周辺を中心に、道路計画で立ち退き予定のお宅に当会の運動をご説明し、ポスター掲示をお願いして回りました。また、旧ポスター掲示のお宅を訪問し、新ポスターへの張り替えをお願いして回りました。 

2月8日:「小金井3・4・11号線に関する意見交換会」に応援出席

「都市道路を考える小金井の会」と都庁の意見交換会が開催されたので、勉強と小金井市民への応援を兼ねて、当会からは羽衣町より5名、若葉町より1名が応援参加しました。会合は意見交換会とは名ばかりで結論ありき。都民・市民の意見を無視した都庁側の高圧的・強引な姿勢は、市民の為の行政からはかけ離れていると感じました。

1月7日:「経過報告と新年会」開催

現立川市議の皆様のご参加も賜り、月一定例会に参加できないメンバーの皆様にも多くご参加頂き、積極的に意見交換ができました。

 

◆経過報告会

①共同代表より会発足からの経緯を報告
『2016年12月に開かれた東京都の説明会に端を発した反対運動だが、時の経過とともに、ますます反対の機運が盛り上がってきていることを実感している。2017年8月実施のアンケートで、91%の市民が反対しているとの結果が、我々の反対運動の非常に大きな原動力になった。今年は市長選挙や参議院選挙があり、28M道路問題が大きな争点になるよう各方面に働きかけたい。』

②道路住民運動全国連絡会の幹事T氏より、国内全般と東京都の道路計画の現状について説明
国土交通省の“許可済みの計画でもその必要性を見直すべき”との方針に沿って、全国で計画の見直しが行われ、ほとんどの自治体が、計画を白紙にしたり、凍結をしている。財政難も見直しの理由の一つだが、そもそも多くの計画自体が現状にそぐわないことを認めたのだ。然しながら、東京都だけが例外で、50年60年以上前に作成された現状とは矛盾する計画を、住民の反対にもかかわらず強引に進めようとしている。当然のことながら区部でも多摩地区でも多くの住民反対運動が起きていて、東京都は計画実施の大きな壁に直面し苦慮している。住民の反対運動は大変大きな影響を行政側に与えている。
③市議より、昨年12月の第4回市議会定例会における3.3.30一般質問に関する質疑の説明

◆新年会親睦会
経過報告会に続き新年会が行われ、和気あいあいの雰囲気の中で参加者全員がそれぞれの思いや今年の抱負を語る。会員を増やす努力を継続しよう、特に若い人たちに参加してもらおう、との声が多かった。念願のホームページも昨年11月にスタートし、さらに幅広く市民に発信できるようになった。ポスターのデザインも一新し、ますます反対運等を盛り上げて行くことを話し合った。

 

以下は経過報告&新年会に配布した資料