12月23日:用地説明会で提出した質問書への回答書到着

11月26日の用地説明会に参加した時に提出した質問書に対し、12月23日に東京都北多摩北部建設事務所が「回答書」を返信してきました。しかしながら、住民の皆さんが知りたい事をまとめた的確な「質問書」に対し、「回答書」は極めて無責任な内容(下図)でした。

驚くべきは、質問1の、道路計画における立ち退きや近隣に在住する住民の「道路計画の進捗状況を知りたい」というごく当然の質問に、東京都が回答を拒否したことです。公共事業の進捗状況を公表できない理由とは一体何なのでしょうか…。何か後ろ暗いことでもあるのではないかと疑ってしまいます。

また、質問2の回答に、”測量拒否ポスターを貼ってあったお宅が、最終的に測量に承諾した”とあたかも説明に納得して道路賛成に変わったような表現がありますが、実際は東京都の関係者が10人位で該当宅を訪れ、その場で概略説明をされ、つい境界確認の認め印を押してしまった、というのが事の真相のようです。その方に、「反対なのになぜ認めたのですか」と尋ねると、お役人さんが大勢で来られて圧倒され、「そういうものなんだ」と思い、ハンコを押してしまったと言っていました。私たちはこれを大変問題視して抗議し、東京都に事実を認めさせ、押印を撤回させました。

質問3ー1では、立川市内にある市道は東京都の問題ではなく立川市の問題であると、まるで立川市が東京都の一部でないが如き目を疑う表現があります。市道だろうと都道だろうと、そこに住む私たちには関係ありません。安全で住みやすい街づくりは、東京都が各自治体と協力し、実現するものではないのでしょうか。これは立川市と都の著しい職務怠慢であると考えます。

また、東京都は11月の用地説明会にて、交通量が減少し始めた事実を認め、今後も交通量減少は続くと想定している、と明白に述べていました。ここで一つ。私たちは、2016年の暮れの突然の道路計画説明会からずっと、「渋滞緩和」が3.3.30号計画の大きな目的の一つである、と説明を受け続けてきました。実際東京都は、立川市中心街の交通量や自動車速度を測定し、時速10㎞/h以下の大渋滞が引き起っているかのような錯覚を誘う説明をしてきています(一年の後半期、週末の夕方、という、それは混むでしょうという時間帯のみをピンポイントで測定した結果の”幻の大渋滞”なのですがね)。そんな背景があることを踏まえて質問3-2を見ると腰を抜かしますね。「渋滞緩和」は3.3.30号計画の目的ではないと、事実上解釈できるからです。新しく道路が計画されるとき、最も重要な目的は「渋滞緩和」。この最終質問は、言い方を変えれば、”3.3.30号計画の正当性は全く失われた”と東京都が認めた、と言えるのです。

これほど無責任な行政に、私たちの税金である何百億円を無駄に使わせることが果たして正しいことなのでしょうか。昨年末、お隣の昭島市で救急車が中央分離帯に突っ込む事故を起こしました。コロナ第8派で17時間連続勤務の過労による救急隊員の居眠り事故でした。税金は、不要の道路を作るのではなく、都民市民の健康と幸せな未来のために使うべきであると私たちは強く思います。

 

12月22日:対面による12月定例会開催

12月22日に今年最後の定例会を対面にて行いました。今回の定例会には、立川の会の世話人と支援者に加え、国立市民の会の方々、立川市議会議員3名が出席しました。

議題は、

 *2022年今年度の活動報告

 *11月用地説明会について

 *立川2中通学路問題

 *測量立ち退き対象の高齢者住民への対応

 *2023年度来年度活動計画概要

その他 でした。

今年度の活動の成果に手応えを感じながら、活発な意見の交換をし、さらに反対活動を盛り上げようと意見が一致しました。

12月:地元情報誌への寄稿

11月25,26日に開催された用地説明会に参加した当市民の会の共同代表の一人が、地元情報誌に依頼され、当日の感想や今後の地権者としての決意について寄稿しました!

当市民の会の顧問である道路住民運動全国連絡会の長谷川氏が、この記事を都内全ての道路計画に反対している市民団体(約50団体)に12月17日付けで以下の言葉と共に発信してくださっています。

「11月の用地説明会に出席し、その後地元の情報誌から感想の投稿記事の依頼をされた立川の会の共同代表が、これからの活動の決意を文章にしました。都内各地のみなさんへご紹介したいと思います。当事者の不安や戸惑いや今後への決意がみなぎる原稿ですので、何があっても、めげないで頑張りましょう!」

11月25、26日:用地説明会開催に参加、号外配布、質問状提出

11月25、26日に東京都北多摩北部建設事務所による用地説明会が行われました。当市民の会の世話人たちは、両日とも会場前でチラシを配布し、参加者の皆さんと直接会話を交わしました。参加者の皆さんは道路計画に反対の方々が圧倒的に多く、反対運動を推し進める私たち市民の会への期待を強く感じました。また、会場内では、主催者の説明や、参加者との質疑から、今まで私たちがおこなってきた反対運動の成果の手応えを強く感じました。今回の説明会は、今後の反対活動への大きな自信になりました。

この日、あらかじめ質問状を作成し、当日回答を得ようと提出したのですが、質問タイムにて回答は無く、後日書面にて回答を受け取る約束をとりつけました。

当日提出した質問状
当日提出した質問状

11月1日:対面による定例会開催

11月1日、対面による定例会を久しぶりに開催しました!

ここ2年はコロナ禍によりリモートにて定例会を開催して参りましたが、11月1日に久しぶりに対面による定例会議を開催いたしました。当日は長谷川顧問・国立市民の会代表・立川市議・世話人9名が出席しました。

主題は、東京都主催による「11月25日・26日用地説明会」への対応で、事前に測量該当お宅にチラシを配布することや、説明会当日の当会としての対応など、詳細な行動計画について精力的に話し合いました。

10月28日:「外環の2ねりま真ん中地権者の会」の定例会に共同代表2名が参加

10月28日に行われました「外環の2ねりま真ん中地権者の会」の定例会に、当立川市民の会から共同代表2名が参加しました!

外環の2は、56年も昔の1966年に作成された東京都の計画道路であり、私たち立川の3.3.30号同様に今では全く不要で、住民に甚大な犠牲を強い、自然環境破壊を起こします。「外環の2ねりま真ん中地権者の会」はこれに反対して、昨年練馬の市民が会を発足しました。既に反対のステッカー(下図)を該当住民のお宅に貼りだしています。

我々立川市民の会の反対活動経験を参考にされたいとの趣旨で、今回定例会にお声をかけていただきました。共通のゴールを目指し、今後とも情報交換をさせていただきたいと思います。

10月15日:国立市の第1回市民集会に当立川市民の会から5名が参加

10月15日に、くらしと道路問題を考える国立市民の会主催の「第1回くにたちの自然と生活環境を守る市民集会」が、くにたち福祉会館で開催されました。

今回は初の国立市民全体を対象とした市民集会で、当日は大勢の市民が参加し大盛況でした。集会では、現在の静かな住環境や国立市民の宝とも言える矢川の清流や緑地を破壊する、3.3.15号道路計画(3.3.30道路計画に南端から連結する)は不要であり、大多数の国立市民は反対であり、これからもあらゆる手段を駆使して道路計画反対の活動を拡大することが確認されました。また、各地における自然環境保護のための市民運動の紹介や、国立市の自治会の反対活動の現状報告も行われました。

私たち立川の市民の会からは5名が参加し、国立市民の会のみなさんと協同をさらに深めました。

 

 

8月20日:「国立市民の会の道路世話人会・沿線住民合同会議」に共同代表が2名参加

8月20日に開催された「国立市民の会の道路世話人会・沿線住民合同会議」に、当会から共同代表2名が参加しました。

国立市の反対活動の中心となる3.3.15号計画道路に加えて、3.4.5号(通称桜通り)の現状や、最近東京都から入手した情報開示に関わる諸問題、国立市全般にかかわる環境保全などについて、非常に活発な意見が交換されました。私たち立川市民の会は、3.3.30号と計画上連結する3.3.15号の完全白紙撤回を目指して、今後とも緊密な協働をして行きたい事をあらためてお願いし、国立市民の会の皆さんから力強い同意を頂きました。

6月10日:都知事と立川市長宛てに、国土交通大臣宛てに審査請求書を送付した旨通知

国土交通大臣宛てに都市計画事業認可を不服とする審査請求書を送付したこと、あらためて3.3.30号の見直しと白紙撤回を要請することの2点を文書にし、当会の共同代表の連名にて小池百合子東京都知事と清水庄平立川市長に送付しました。

 

6月6日:国土交通大臣宛てに都市計画事業認可を不服とする審査請求書を送付

6月6日に国土交通大臣宛てに、3.3.30号都市計画事業認可を不服とする244名の審査請求書を送付しました。3.3.30号の事業認可を不服とし、「不服審査請求書を送ろう」と住民の皆さんに呼び掛けたところ、わずか2週間で244名という多くの立川市、国立市の皆さんが審査請求書を作成して下さいました。この短期間でこれだけ多くの方々が反対の意志を強く表明して下さったことに、当市民の会は大変勇気づけられました。これからも皆様と共に強く反対運動を推し進めて参ります!

 

5月12日:立川市議会傍聴

2022年立川市議会第2回定例会が5月6日から6月2日まで行われ、5月12日(木曜日)午前11時過ぎから、3.3.30号に関する一般質問が2名の市議会議員により行われました。当日は当市民の会から世話人他7名が傍聴に行きました。

4月19日:6月の立川市議会議員選挙候補者へのアンケート実施

6月19日に行われる立川市議会選挙への立候補者全員に、立3.3.30号計画への賛否に関するアンケートを実施します(下図)。アンケートの結果は、このホームページや配布するチラシに公表します。私たち有権者は、市民の声を真摯に聞き、市民のために真面目に政治を行う人物を選びたいと思います。