10月25日:酒井大史新立川市長より要望書への回答を頂きました

10月02日に当会より酒井大史立川市長に提出しました要望書に対して、10月25日付けで以下の回答が郵送でありました。回答の内容は、基本的には立川市の従来路線を踏襲するものです。

選挙前には「市民に寄り添う立川市政をつくりたい。優しさがあふれる街にしていく」と繰り返した新市長ですが、これは単なる票欲しさの口先だけのリップサービスだったのでしょうか。「道路建設には反対です」という多数の「民意」を過小評価することは決して賢明ではないということを、私たちはこれからも繰り返し訴え続けたいと思います。

 

10月19日:羽衣町北町会掲示板にポスターを掲示

計画上、3.3.30号は羽衣町2丁目北町会のほぼ中央を分断するように通過します。私たちは町内の方々からのご要望を頂き、そしてご了解を得たうえで、下図「通過図」ポスターを、北町会掲示版に貼りました。このポスターにより、住民のみなさんは、3.3.30号が、ご自分のお宅とどのような位置づけになるのか、北町会の全体にどのような影響を与えるのかなどが具体的にわかるので、28m道路が【私たちの町=生活】を分断してしまうことがはっきりと認識できるようになるのではないかと思います。

 

10月2日:酒井大史立川新市長宛に要望書を提出

10月2日、酒井大史立川新市長宛に要望書を提出しました。

酒井新市長は、「市民に寄り添う立川市政をつくりたい。優しさがあふれる街にしていく」を公約の基本的考えとして訴え、当選されました。半世紀ぶりに立川市政に新しい風が吹く、と多く市民が期待をいだいています。社会環境が現在とは全く異なる62年も昔に作成された3.3.30号線(通称28メートル道路)は、新市長の基本理念に基づくならば、当然いの一番で抜本的見直しをし、白紙撤回すべきものです。新市長の英断に大きな期待をしています。

 

9月9日:国立市の道路計画説明会に参加

9月9日、3.3.30号道路計画に南端で接続する国立市側の都市計画道路3.3.15号線・3.4.5号延伸(通称桜通り)計画についての東京都の説明会が行われ、我々立川の会から世話人4名と支援立川市議が参加し、会場の門前で反対のチラシ配布などのお手伝いをしました。

東京都の説明は、相変わらず不誠実なものでした。62年も昔に作成された3.3.15計画を基本的には見直しをしないという説明でしたが、人口減少や終わりの見えない経済の低迷継続など、戦後のあの時代の右肩上がりの人口増加と経済成長をベースに作成した計画が、現在の社会情勢に全く則していないのは明白であるにもかかわらず、計画の見直しすらしないのはもう職務の怠慢としか言いようがありません。また、今回説明のあった道路計画効果もまったく説得力のないものでした。現状や10年後20年後の社会情勢などを無視した実に乱暴な計画を、実施しようという強固な姿勢は、看過できるものではありません。

結局、時間切れを理由に多くの質問が拒否され、終会となりました。この説明会への参加により、国立の市民の会との連帯感が一層強化されたと確信しました。

8月27日:くらしと道路問題を考える国立市民の署名活動に応援参加

8月27日、くらしと道路問題を考える国立市民の会が主催した、「3.3.15と3.4.5(さくら通り)道路計画延伸計画」に反対するための“1万名署名”活動が、南武線矢川駅前でおこなわれ、私たち立川の会の世話人が応援参加しました。当日は、国立市民や矢川駅を利用するみなさんに、チラシを配布したり署名をお願いしました。国立の市民の会の活動が、一段と勢いを増してきている事を実感しました。

8月22日:立川市長選候補者に実施した3.3.30号線計画へのアンケート結果発表(HP掲載)

3.3.30号線計画(28メートル道路)の賛否を問うアンケートを、立川市長選挙立候補者3名に対し、7月19日に実施しました。7月21日に清水考治氏から、8月4日に酒井大史氏から、それぞれ回答を頂きました。なお、伊藤大輔氏からは回答期限とさせていただいた8月18日までに回答はありませんでした。

 

 *清水考治氏:28メートル道路計画に対し、極めて明白に賛成であり、強く推進をしたいとの立場です。

 *酒井大史氏:賛成でもなく反対でもない、「その他」の立場です。

 

9月3日が立川市長選挙の投票日です。立川市民の安穏な生活を守ることが、立川市長の最大の任務であることを認識し、それを確実に行動で示す人物を選びたいと思います。

 

<アンケート内容>

8月6日:JR南武線立体化(高架化)事業計画説明会参加

8月6日、東京都が開催したJR南武線立体化(高架化)事業計画の説明会に、私たちの会の世話人4名が出席しました。JR南武線立体化(高架化)事業計画とは、JR南武線立川駅と谷保駅間にある19か所の踏切渋滞の解消を目的に、13年間の工事期間と960億円の予算をかける計画のことです。この計画は、明白に人口減少が始まりだした2011年より前に作成されたものなので、将来の人口推移や南武線乗客数の動向は、当時作られたものに基づいています。よって今後は、人口が減少し続け、乗客数や通過する車両数も減少するという状況を想定し、計画案を精査すべきであると考えます。

今でさえ深刻な踏切渋滞があるとは思えませんが、事業者である東京都・JR東日本・立川市・国立市は、工事が完了すると予定している2040年頃に、踏切渋滞で長蛇の列を成す自動車、というのを本当に予想しているのでしょうか。真剣に計画の見直しを検討すべきであると考えます。

 

7月22日:国立市民の会主催の学習会に参加

7月22日に開催された、「くらしと道路問題を考える 国立市民の会」主催の学習会に、私たちの市民の会の共同代表3名が参加しました。

講師は長谷川茂雄氏(道路住民運動全国連絡会:事務局長)、主なテーマは、都内の最新の動きと、国立の道路問題の現状をどう見るかでした。

学習会のなかで、市民の反対運動の組織がある地域の道路計画の進捗度は極めて低いことが、統計上の実績で見事に証明されていると説明がありました。私たちはこの事実に大きな勇気をもらいました。今後さらに住民共々反対運動を盛り上げていきたいと思います。

国立の市民の会のエネルギッシュな活動に敬意を表すと共に、私たち立川の会との連帯をさらに深める学習会となりました。

7月19日:立川市長選立候補者2名にアンケート送付

立川市長選挙は、今年8月27日(日曜日)に告示され、9月3日(日曜日)が投・開票日です。

7月19日、この市長選挙に立候補を表明している2名に、3.3.30道路計画への賛否に関するアンケートを送付しました(下図)。

アンケートの結果は、このホームページや配布するチラシに公表します。

私たちは、”立川市民の安穏な生活を守ることが市長の最も重要な職務だ”と考える人物を、市長に選びたいと思っています。

 

3月5日:杉並市民の会の学習会に参加

3月5日に開催された杉並市民の会の学習会に、役員2名がオンライン参加しました。国立の市民の会からも、1名がリアル参加、1名がオンライン参加しました。

学習会では、私たちの会の顧問でもある長谷川さんの講演を聞き、不要な道路計画に対する反対運動のあり方の基本を改めて学習しました。杉並区に新しい風が吹き出したことを実感できた学習会でした。

 

2月21日:定例立川市議会傍聴

2月21日、私たちの会の世話人と支援者たちで、開会中の定例立川市議会の傍聴をしました。この日行われる予定の、「28メートル道路計画に反対の立場の市議による一般質問」と、それに対する「市側の答弁」を傍聴するためです。以下、傍聴した内容を簡潔に報告します。

 

反対市議:「61年もの昔に作成され、当時も住民の反対で計画が中断した歴史があり、その後、世の中が大きく変わり、計画予定地には住宅や商店が密集している現状で、多くの住民たちが猛烈に反対しているにもかかわらず、何故いま計画を進めなければならないのか?仮にこの計画が実現しても、完成は10年20年30年も先になる。この不要な計画は見直すべきだ」

市側:「この道路計画は多摩地区の幹線道路の役割のためである」

 

様々な角度から計画の正当性に疑問を投げかける質問に対し、市側は同じ答弁を何度も繰り返しました。真面目に答えないお得意のオヤクショシゴトには失望しか湧きませんが、反対する住民を説得できるだけの正当な理由が、もはやこの計画には存在しないということがよくわかる答弁です。一体、多摩地区のどこの誰がこの28メートル道路計画を進めたがっているのか、必要としているのか。そのあたりを具体的に答えて頂きたいと強く思います。

 

反対市議:「この道路計画のための今年度予算は?担当者は?」

市側:「予算はゼロ。担当者は置かない」

 

莫大な血税が使われることは必至である道路計画の予算がゼロで担当がいないとは一体どいうことなのでしょう。仕事する気がないということなのでしょうか。この回答から、一つの可能性が見えてきます。

昨年末の用地説明会にて都は、昨今の立川市周辺の自動車交通量の減少、また将来にわたり交通量は減少の一途であるという予測を認めたため、道路計画の一番の目的である「渋滞緩和」という大旗を失ったことが明確となりました。そんな不要な道路計画に立川市が予算も担当も付けられないというのはある意味当然の流れと考えます。形勢不利となった道路推進派立川市はここにきて、本来この道路は東京都の計画だから東京都に責任を取ってもらおう、と都合の良い立ち位置に翻ったのではないか、という見方です。一連の答弁を通し、市側に道路計画を実現する自信がないことはよくわかります。自信がない計画で、多くの住民が犠牲になり、240億円もの税金を無駄遣いする理由はどこにもありません。この道路計画は直ちに白紙撤回されるべきであると強く思います。