12月26日:「用地(敷地内)測量説明会の中止の申し入れ書」を送付

都知事及び関係部局、立川市長宛てに「用地(敷地内)測量説明会の中止の申し入れ」を書面にて送付し、早急に書面での返答を要求しました。

12月26日:国立の市民の会「くらしと道路を考える2020」定例会に参加

国立の市民の会「くらしと道路を考える2020」の定例会に当会の世話人が参加ました!「くらしと道路を考える2020」は、3.3.30号の立川市羽衣町南部と国立市北部で直結する3.3.15号計画に疑問を投げかけることを中心テーマに活動していらっしゃいます。国立と立川市民の会は、これからも同じゴールに向かって、積極的に協働していきたいと思います。

9月5日:リモート会議実施

3・3・30号道路計画において東京都により違法に私有財産の侵害を受けた立川市の住民が、東京都に違法行為をやめるよう提言してほしい旨をまとめた要望書を、8月に立川市に提出しました。我々市民の会はこの地権者を全面的にバックアップすることをリモート会議にて確認しました。詳細は以下です。

 

昨年7月、東京都は所有者に無許可で私道に道路測量のための鋲を打ち込みました。この明らかな違法行為に対し、市民の会は即座に東京都に抗議し、以降も繰り返し書面や口頭にて抗議を続けていますが、東京都は違法行為を認めず、撤去もせず、この件についてうやむやにしようとしています。これに対し私道の所有者が、市民の財産権を守るべき立場の清水立川市長宛に、「鋲を抜き原状に戻すことを立川市として東京都に要求してほしい」との要望書を8月に提出しました。清水立川市長からは「要望があった旨を事業者である東京都に伝える」との返書がありました。
当会はこの要望書を提出した地権者を全面的にバックアップすることを確認しています。

8月28日:リモート会議実施

9月7日に都庁で開催される東京都都市計画審議会に向けての事前打ち合わせの為、8月28日にリモート会議を行いました。参加者は当会の世話人と、当会の趣旨にご賛同いただき不要不急の道路計画に反対の立場を共有するとともに、何度も現地視察をして下さっている都議会議員と立川市議会議員です。

9月7日の東京都都市計画審議会では、3.3.30号道路計画が議論される案件として入っており、当会からも傍聴に行く予定になっています。

東京都は、「測量は2019年8月から開始する」と公式の説明会で明言しながら、実際には7月から測量を開始、しかも土地所有者に無許可で私道に測量用の鋲を打ち込みました。これは東京都による私有財産の侵害であり、絶対に看過できないことです。

当会はこれら約束違反と違法行為に対し、直ちに説明と違法鋲の撤去を書面にて抗議し、その後も説明を求めて関係各所機関に抗議を繰り返していますが、法的道義的に納得のゆく回答を得られておりません。

ちなみに東京都は今年の3月にも杉並区の計画道路133号線におて土地所有者の事前了解なしに私道に測量用の鋲を打ち込んでおり、133号線に反対する市民の会が東京都に強く抗議をしています。

そもそも、半世紀以上前に作成された時代錯誤も甚だしい、多くの犠牲者を生む化石のような計画は一旦立ち止まり、現在の社会に合わせた有効な都市計画の再考が必須であることは誰が見ても分かることなのですが、何故そんな簡単なことが出来ないのか、”巨大化しすぎた自治体の弊害”で片づけてはいけないことだと、声を上げなければと強く思います。

長期化の様相を呈してきている不幸なコロナ禍の中、残念ながら税収が大きく減ることは必至であり、無駄な公共工事に限られた貴重な財源を使うべきではありません。医療と住民の生活に直結する部分にこそ税金を投入すべきです。

9月7日の東京都都市計画審議会における議論の成り行きを注視したいと思います

8月9日:リモート会議実施

8月9日にリモート会議を実施し、南武線立体化計画他について話し合いました。

・立川駅と矢川駅間の南武線立体化計画は、3.3.30号(立川)と3.3.15号(国立)の計画を後押しする位置づけになる計画なので、当会としてはこの計画に反対であることを再確認しました。南部線立体化計画は総工事費が660億円、立川市と国立市の負担は89億円であると市側から回答がありましたが、コロナ禍による財政危機の折、不要不急の公共工事よりも税金を直ちに投入すべき分野が他に多々あります。この部分をより強く訴えていきたいという意見で一致しました。

・「西国立駅周辺まちづくり構想」に関しての提案は、別途検討することにしました。

・今年春に設立された「国立・くらしと道路を考える会2020」と力を結集し、3.3.15号と3.3.30号計画の凍結・白紙撤回実現に向かう大きな相乗効果を生むために、くにたちの会さんを最大限支援しようとの確認をしました。

7月24、27日:立川市主催「南武線立体化意見交換会」参加

7月24日と27日、立川市主催「南武線立体化意見交換会」に、私たちの会と、くにたちの市民の会の世話人と会員が多数参加しました。

この意見交換会の内容を受けて、私たちは早速、該当沿線地帯の現地調査を始めました。南武線立川駅から矢川駅までの沿線地帯を実地検分していく予定です。

意見交換会では、南武線立体化計画が実行されると、私たちが反対する3・3・30号と同様に、立ち退き対象の家が発生すると説明されました。また、同計画は3・3・30号と3・3・15号(くにたちの市民の会が反対)の2つの道路計画と関連している、と立川市のまちづくり部長が明言しています。行政側は、実行の順はどうあれ、この3計画はワンセットと認識していることが分かりました。

人口減少、少子高齢化に伴い、自動車通行量の減少が将来にわたって継続することが予測される中、不幸なコロナ禍による突然の財政危機に見舞われた現在、新たに道路を造ることに一体どれだけの利があるのか。それは危機的状況にある医療福祉への税金を削ってまで実行することなのか。660億円もの税金を投入する南武線立体化計画は「不要不急の」公共工事ではないのか。ボロボロの財政の下で作ったピカピカの道路を、50年後に一体どれだけの自動車が利用しているのか。

私たち市民の会は、3・3・30号計画と共に進められている南武線立体化計画に断固反対します。

7月12日:”くにたち・くらしと道路問題を考える2020”主催の学習会参加

7月12日に、”くにたち・くらしと道路問題を考える2020”主催の学習会に、当市民の会から5名の世話人が参加しました。”くにたち・くらしと道路問題を考える2020”は、主に都市計画道路3・3・15号の反対運動を目的に今年設立された、国立市の市民団体です。3・3・15号は、その北の端が、私たちが反対運動をしている3・3・30号の南端と連結する道路計画です。立川市栄町・曙町・羽衣町を通る3・3・30号の約3km部分の反対運動に加えて、国立市を通る3・3・15号の約1km部分の積極的な反対運動の取り組みは、東京都、立川市、国立市への住民の強い意思表示になるものです。この二つの市民の会の協働は、大変大きな相乗効果を生むと期待されます。

5月19日:「コロナ禍の歴史的危機の中、不要不急の都市計画道路事業は直ちに凍結・中止」を求める要請書提出

5月19日、都内の41の都市計画道路事業の見直し・中止を求めている住民団体(下図右)が「コロナ禍の歴史的危機の中、不要不急の都市計画道路事業は直ちに凍結・中止」を求める要請書(下図左)を小池東京都知事と石川都議会議長に提出しました。
要請書では、現在の国や東京都のコロナ対策が未曽有の危機への適切な対応になっておらず、国の予算も、PCR検査や医療現場への財政支援が極めて不十分であることを指摘しています。また、都市計画道路の事業費の半額は国庫補助となっているため、事業を中止・凍結すれば国の歳出を大きく節減でき、コロナ対策費を大きく増やすことができると指摘。経済活動自粛のなかで、今後の税収が大きく減ることが予想される現在、東京都が不要不急の道路事業の凍結・中止を直ちに決断することを求めています。

5月17日:東京都議と立川市議、及び市民の会が3・3・30号現地視察

5月17日、都議会議員1名、立川市議会議員2名と市民の会会員14名で、3・3・30号の現地視察を行いました。昨年7月に、私道に於いてその地権者の了解のないまま、東京都は違法な測量を行い、私道に「金属の鋲」を何か所にもわたり打ち込みました。我々は、直ちにこの違法測量に対し、書面と面談にて繰り返し東京都に抗議を行い、「金属の鋲」を抜き、原状に戻すことを強く申し入れてきましたが、東京都は納得できる説明もないまま、違法行為を認めていません。今回の現地視察は、5月19日に予定されていた東京都都市計画審議会(新型コロナ感染拡大防止のため9月に延期された)の委員である都議会議員の、東京都都市計画審議会における発言の準備のための視察でした。審議会は9月に延期されましたが、今回入念に現地視察を行うことができ、測量の違法性と3・3・30号計画の理不尽さを肌で直接感じて頂きました。

5月14日:リモートWeb会議開催

新型コロナ感染拡大防止の為、毎月の世話人定例会の会場である羽衣中央会館の閉館が続く中、5月14日にリモートでWeb会議を開きました。参加者は当会の世話人や道路連絡会の長谷川氏、他自治体の道路反対市民の会の皆さんなど7名。17日の現地視察の事前準備と、19日に開催予定でコロナにより9月に延期となった都市計画審議会や都議会への道路計画反対の働きかけについてなど、リモート会議は初の試みでしたが、実りのある会議となりました。

4月3日:国立市の道路計画担当と面談
国立市には3・3・30号と交わる都市計画道路3・4・8号線があります。そこで国立市長のお考えやこれまでの国立市民への働きかけ等を直接お聞きしたく、質問状と共に面談を申し入れ、4月3日に国立市の道路交通課と都市計画課の方々と面談をしました。面談の内容を以下にご報告します。

日時:4月3日 午前10時~11時
出席者:

 国立市役所側:国立市道路交通課 2名 都市計画課 2名
 市民の会:6人(他2名が傍聴を希望したが拒否され、ロビーで待機)
※市民の会の参加者全員の住所氏名を書いて提出するよう役所側から要求されましたが、そのような規則は無いので代表1名のみ記入し、他参加者は拒否致しました(後述)。

当方からの参加者は全員マスク着用、体温を事前計測し問題なし。

以下質疑応答の様子を短くまとめました。


*****

市民の会:何の目的で3.3.15を進めるのか?
国立市役所:東京都が3.3.30で説明しているのと基本は同じ。地域間のネットワークの改善、安全向上など。
市民:全く納得できない。現在の社会環境に不必要。
 ※ここで我々は、この計画道路がいかに現在の社会環境に不必要であるかを強く主張。
市民:測量の進捗は?
役所:道路は完了。個人に関わることは答えられない。
市民:多くの市民が反対しているが、それでも計画を進めるのか?
役所:粛々と進める。
市民:Aさん宛の手紙は容認できない。名指しで「お宅だけが反対している」との内容は、脅迫だ
A氏:国立市役所からの手紙や電話連絡で家族も体調を崩した。道路計画には反対であり、今後の連絡は断る。

 ※ここでA氏はこれを数回繰返し強調した。
役所:家族が体調を崩した事は、申し訳ない。
市民:今日の回答を文書で貰いたい。
役所→はっきりしたコメントはなかった。
市民:今後も話し合いの場を持ちたい。
役所→はっきりしたコメントはなかった。

*****

 

立川市にお住まいのA氏宅に何故か国立市役所から道路計画に関する内容の手紙が直接送られて来たのは今年の2月頃だそうです。手紙の高圧的で非常識な内容と、その後に続く執拗な電話攻撃に恐怖を感じたA氏から、我々市民の会に相談のご連絡を頂きました(我々が訪問時に住所氏名を書くことを拒否したのはA氏のような役所からの個人攻撃を避ける為というものありました)。今回国立市役所側にその脅迫とも取れる非常識な言動について強く抗議したのですが、役所側は反省も罪の意識も示さず、過去にもこのような住民無視の道路行政を行ってきたことをうかがわせる独善的な対応でした。あのようなやり方がこの現代の民主主義法治国家で許されるはずもなく、義憤を覚えずにはいられません。我々が市民の会として集団を形作るのは、大きな勢力から小さな個を守り共に戦う為です。我々は今後も皆さんと共にさらに反対運動を盛り上げていきたいと思います。

新型コロナウイルス感染拡大により、国も都も市も税収が大きく減ることは自明であり、しかも休業補償や経済対策等々に、国民からの借金となる莫大な追加赤字予算を組むことになります。収入が減り、支出が増えるのです。このような未曾有の歴史的危機の中で真っ先にカットすべきは、莫大な税金を無駄に使う、不要な道路計画などの公共工事です。今後の国立市役所の反応を注視していきましょう。

2月7日:立川市長宛てに質問状を送付

令和2年1月18日と25日に開催された「市長と語ろう!」意見交換会(タウンミーティング)に於ける、清水立川市長の3.3.30号道路計画に対するあまりにも無責任でひどい回答に、私たちは全く納得できませんでした。公の場での、そのいい加減な回答を聞き流すわけにはいきません。よって、あらためて清水立川市長宛に質問状を2月7日に郵送し、回答を2月21日までにと、要求しました。

1月18日、25日:「市長と語ろう!」意見交換会参加

1月18日と25日に市主催で開催された立川市長と市民との意見交換会に当市民の会のメンバーが参加し、道路計画反対の意思表示を致しました。

 

●18日:市民参加者14名(内、当メンバー3名)、市側からは清水市長と市役所担当者6~7名

当メンバー「道路による町の分断、数々の町民イベントの存続危機、騒音振動粉塵による健康被害、交通事故増加への危惧、また道路計画地は昔からの地域なので老人が多く、立ち退きによる人生設計への大きな不安などから、3・3・30道路計画に反対である。」

市長「2011年の大震災の時、救援物資を輸送しようとしたが、踏切が閉まったままで開かないので車両が通行できず、手渡しで運んだ。それを防ぐために、立川には南北の道路が必要である。市として、東京都に工事を早く始めるよう要請している。町の分断も起きないだろう。」

当メンバー中央線は2010年の時点で既に高架であり踏切はない。南北の道路を新設する理由にはならない。」

…確か半年ほど前に市長選をしたばかりと記憶しているのですが、新しく市長になられた方は立川市についてよくご存じないようです…え?あ、前市長が再選?…失礼致しました。改めまして、3・3・30号予定地域の中央線は既に高架となっているのでそこに開かずの踏切など存在しません。何としても道路を造る、理由は後からそれっぽいのを考えればいい、が透けて見える、東京都の方ばかり見て地域住民のことなどまるで考えていないことが良く分かる意見交換会でした。

 

25日:市民参加者12名(内、当メンバー6名)、市側からは清水市長と市役所担当者6~7名

市長は「3・3・30号は都の事業であり積極協力していく。東日本の地震のとき青梅線が止まって道路の必要性感じた。」と発言していましたが、青梅線は西に延びる線。3・3・30号などの南北道路計画とは関係ないです。おそらくは18日の失態を繰り返さぬよう回答を準備したと思われますが、理由が通らない残念な回答になっていますね☆彡 また、乳児連れのお母さんが給食問題を取り上げ、無農薬食材の積極使用、グリホサート農薬の使用禁止、ベジタリアンの日を設定し月一回野菜の日を作ってほしい等を要望していましたが、市長には分からない問題だったようで、後日調査すると回答していました。…いやほんとに色々知らない人が立川の現市長、ということが良く分かって大変不安になった意見交換会でした。

1月9日:東京都知事、都市整備局長、東京都建設局長宛てに違法測量について再質問書を送付

測量の違法や約束破りについての質問と対応を求めて我々は再三再四、北多摩北部建設事務所や都知事に回答を要望して参りましたが、回答期日が守られたことは無く、またようやく出てきた回答は、法的に合法であるとの見解を得られず問題点を巧みに避けた納得できない回答であったため、都知事他関係各局に直接問い合わせと要望をしたためた再質問書を郵送しました。